賃貸で害獣が出たら誰が払う?大家・管理会社へ相談する順番

賃貸住宅で害獣が出たとき

自分で業者を呼ぶ前に、まず管理会社・大家へ

アパートや借家でネズミや害獣の被害を見つけたら、状況を記録したうえで管理会社または大家に連絡します。屋根裏・外壁・共用部分の工事が必要になることもあり、自己判断で発注すると承諾や費用負担のトラブルにつながる場合があります。

日本の集合住宅の外観
賃貸では建物側の工事や侵入口封鎖が関係するため、先に管理会社・大家へ確認します。Photo: TAKAHIRO NISHIZONO / Unsplash

最初に進める4つの手順

① 状況を記録する

音がする時間・場所、フンと思われるもの、動物を見た日時をメモします。写真は無理に近づかず、安全な場所から撮影してください。

② 管理会社・大家へ連絡する

物件・部屋番号、症状が始まった時期と場所を伝えます。契約書などに緊急連絡先があれば確認します。

③ 手配方法を確認する

指定業者の有無、現地調査を誰が手配するか、連絡が取れない場合の対応を確認します。

④ 工事と支払い条件を確認する

自分で見積もりを取る場合も、調査費、工事の承諾、費用負担を先に文面で確認します。

害獣駆除の費用は大家と入居者のどちらが負担する?

建物を通常使用するために必要な修繕は、民法606条により原則として貸主に修繕義務があります。ただし、借主の責任で修繕が必要になった場合などには例外があります。害獣を追い出す作業、フンの清掃、建物の隙間の補修では、費用負担を判断する事情が異なることがあります。建物の状態、被害の原因、契約内容を分けて確認してください。

負担の判断では、被害の原因、建物の状態、作業内容、賃貸借契約を確認する必要があります。たとえば建物の隙間や老朽化が関係する場合と、室内の食品管理が関係する場合では、検討する事情が異なります。ただし、原因が分からないうちに借主の過失や貸主の責任を決めつけることはできません。

また、入居中の駆除・清掃・補修と、退去時の原状回復は別の問題です。すぐに費用負担を約束せず、調査と必要な作業の範囲を確認してください。

侵入口を自分で塞いでもよい?

共用部・外壁・屋根・換気口などの施工は、基本的に管理会社や大家と相談して進めます。動物が中に残っている段階で穴を塞ぐと、被害が広がる場合もあります。捕獲や追い出しの方法によっては法令上の制約もあるため、無理な作業は避けてください。

漏電が疑われる、天井が傷んで落下の危険があるなど、急迫した危険を感じる場合は安全確保を優先し、管理会社の緊急連絡先や適切な窓口に連絡します。緊急修繕についての例外もありますが、手配の経緯や連絡内容を記録しておきましょう。

管理会社に伝える内容と文例

いつから、どこで、どんな症状が起きているかを整理して伝えます。フンらしきものや建物の隙間を見つけても、動物の種類を無理に断定する必要はありません。

「室内(または天井裏)で、数日前から音がしています。フンと思われるものも見つかり、写真を残しています。現地確認や業者手配の方法をご案内いただけますか。調査費用や工事の承諾についても確認したいです。」

自分で業者を探すよう案内されたら

調査を依頼する前に、管理会社・大家から承諾を得ているか確認します。業者には対象動物、対応地域、調査費、作業範囲、追加料金、保証内容を尋ねましょう。現地調査で契約を急かされても、まずは総額と工事内容を見積書で確認してください。

費用や見積もりの比較について

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相談先を探す場合は、賃貸入居者からの依頼を受け付ける業者かどうかも確認してください。オーナー本人や戸建持ち家の所有者に限定されたサービスには、入居者自身で申し込めないことがあります。

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